上総湊 東明寺 薬師如来 地蔵菩薩 12神将 千葉市美術館にて展示  ご葬儀のご相談やご予約はお気軽にお問い合わせください

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薬師如来立像 平安時代前期<昭和29年県指定有形文化財>

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本尊の薬師如来立像は高さ216cmの巨像で、カヤ材の一木造りです。 右手はひじを曲げて掌を正面に向け、とても穏やかな表情の仏様です。左手は腰の脇前に下ろして薬壷(やっこ)を持っています。像に見られる特徴・様式から、制作年代は平安中期から後期と言われています。かつては独立した薬師堂がありましたが、今はありません。

薬師如来は、西方極楽浄土の阿弥陀如来に対して東方浄瑠璃世界の仏様で、正しくは薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)と呼ばれます。阿弥陀如来が、全ての人を死んだ後に極楽浄土に導いてくれるのに対して、薬師如来は人が生きている間に救いの手を差し伸べてくれる「現世利益」の仏様です。薬師如来の特徴は、その名の通り医薬を司る仏で、衆生の病気を治し安楽を与えるとされるため薬壷を持っていることにあります。右手は施無畏印、左手を与願印とし、その左手に薬壷をもちます。

 

 十二神将立像 鎌倉後期

 薬師如来像を取り巻くのが十二神将です。薬師如来の家来あるいは分身であり、如来を助け薬師如来を信仰してくれる人を守護する夜叉(やしゃ)で、十二神将と呼ばれています。十二という数から、十二支と結び付き、それぞれ方位と時刻を守る守護神とされているともいわれています。各神将の名前と各々が守護する干支は以下のようになるといわれています。

 
 

名称

十二支

本地仏

1.

金毘羅

弥勒

2.

和耆羅

得大勢(勢至)

3.

彌伽羅

阿弥陀

4.

安陀羅

摩利支天

5.

摩尼羅

観音

6.

宗藍羅

虚空蔵

7.

因特羅

地蔵

8.

婆耶羅

文殊

9.

摩休羅

薬師

10.

真陀羅

普賢

11.

照頭羅

金剛手

12.

毘伽羅

釈迦

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