当寺院は寛保2年(1742年)に大津波が起こり、1751年に現在地、富津市湊220番地に1751年に移転し、本堂は湊川を見下ろす小高い丘の上に建っています。
ご本尊は平安中期に造られた地蔵菩薩(聖徳大使が作ったと言われています)と薬師如来立像、鎌倉後期に造られた十二神将立像をお祀りしております。薬師如来立像は高さ2メートル16センチあり、ふくよかで、穏やかな顔をした立派なお姿です。(昭和29年千葉県重要文化財に指定されています。)
医者と同じ、病気やけがをされている方々への早期回復を願い、お薬師様を信仰することによって御利益があると言われています。又、上総の国薬師霊場第4番目にもなっており関東をはじめ各地から参拝に来られています。千葉にお越しの際はぜひご参拝下さい。
また十二神将立像は、平安末期から江戸時代に至る仏師の一派、慶派の作とも言われています。
真言宗智山派 上総国薬師如来霊場 第4番 醫王山 東明寺 中村 義弘